今春 千駄木に店を出します

緊急事態宣言の最中の灯火発表です。

わたくし、、山手の下町「千駄木」に店を出す事になりました。

自分的には、オリンピック直前にこれ以上の宣言もあると予想してたので、予定は変えません。

 

ここ半年、この店を出すという一歩に辿り着くまで、沢山の矛盾や偏見にも翻弄され、正直全てが止まった長くしんどい時間もありました。元気な人間ほどコロッと逝くって節もあるけど、人は気持ちから全て壊れてゆくという事を実感したり、無駄になろうと動くことが如何に大事かを思い知る、なんて2020年でもありました。

 

時事や歴史にセンシティブになってしまう自分的に、2019年12月末のインバウンド関連スルーの政府のやり方に矛盾や危機を感じてから、利権や金や政権争いにも翻弄されまくった禍のこの現状は、まあ想像通り、、という感じ。

でも気になるのは、感染者数ではなく、予想以上に大きく変化してゆく人の考え方や価値観。一方通行の情報に洗脳された人も沢山見るが、そういう人に限って他の考え方は頑なに尊重できない傾向があったりして、揉め事の鬼門になってしまうシーンを多く見た。自分は不要不急の「ドンズバの当事者」として、偏見や差別を経験しているから、この禍に対しての考えは2周以上はした感じだ。だからこそ、これからどうなっても、何が大事か、今は結論をはっきりと言える。

自分には、制作とウッドベースの横で生きて来た道と、更に奥へと進んでゆく道がそこにあって、「特別な現場」こそ、これからの未来に必要だという確信がそこにあるからだ。

 

 店は、どんな店か?気になっている人にぼんやり言うとすれば、

「過去」や「未来」も含め、「ずっと続く今」を感じる場所にしたいと思って居ます。

もちろん自分の仕事は、今、音楽と共にあり、結局は制作者なのだから、一流の飲食店なんか自力では実現できないけれど、メッセージを包括した象徴的な内装と設備を準備し、音ありきの場所を作ります。今回は、浅草ゴールデンタイガー程大きな音を出せる場所ではありません。物件も小さく収容人数も小さいですが、人の繋がりに音で花を添え、この後の未来に大切な種を撒ける場所となると思ってます。

  

今回浅草に作らなかった理由は後日談で。

千駄木のオープンは春まえを目指します。

どうぞよろしくお願いいたします。

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